伊勢から出航した征夷大将軍を乗せた軍船が台風により香良洲に停泊することになってしまいました。その夜、土地の役人の娘、香良媛(からひめ)が舞楽を舞い、一行をもてなしました。それを見た征夷大将軍が大変喜び、矢を立てて再会を約束しました。矢をたてた野原に矢野香良洲→【矢野村】と称され、後に【香良洲町】と名称が変更されました。 (参考:香良洲町史)


香良洲神社は伊勢の皇大神宮(内宮)に祭られている天照大神の御妹神である稚日女命(わかひるめのみこと)を祭神としています。伊勢神宮の神様の妹ということです。

香良洲神社の行事として輪くぐり(6月30日)、夜がらす (7月15日) 、宮おどり (8月15日) があります。正月と宮踊りの日は特に賑わいます。

また、20年に1度、伊勢神宮より1年遅れで式年遷座が行われます。


香良洲町には予科練教育を専門におこなう三重海軍航空隊がありました。

この資料館には、三重海軍航空隊や戦時下の市民生活に関わる資料 (搭乗員戦死者の遺影 • 遺品 • 遺書 • 練習生の日々の日記 • 家族への手紙)、戦地へ旅立った各期別練習生の碑、戦没者銘碑、霊苑などがあります。


香良洲海岸は伊勢の海県立自然公園の南端に広がる白砂青松の美しい浜辺です。

海岸線が約2キロにわたって続いています。

春から夏のシーズン中は海水浴などに大勢の観光客•家族連れが訪れます。


大正14年に香良洲公園が設立されました。昭和28年には伊勢の海県立自然公園の指定を受けています。

広い公園内には老松が生い茂っています。